こんにちは、歯科衛生士パスポート+Web編集部のマツオカです。
10月25日(金)~10月27日(日)。
岡山県で、第47回日本歯科麻酔学会総会・学術集会が開催されました。
弊社(メディア株式会社)が共催させていただいた、10月26日(土)のランチョンセミナーについてレポートします!
タイトルは、「感染制御は歯科医療のアキレス腱」。
座長には山口秀紀先生をお迎えし、演者は弊社の感染管理事業部 部長 辻洋祐が務めさせていただきました。
座長としてご挨拶してくださった、山口先生。
会場の雰囲気が一気に引き締まりました。
さて、山口先生から演者の辻にバトンタッチいただき、最初の話題は、歯科感染対策を取り巻く状況について。
平成26年、歯科医療機器使い回しの新聞報道により、歯科感染対策への注目度が高まり、厚生労働省からもその徹底が通知されたこと。
平成30年度の歯科診療報酬改定では、歯科外来診療における院内感染対策の実施が明確に求められたこと。
歯科感染対策の経営リスクとしてはさまざまなことが挙げられ、とくにスタッフを守る感染対策が喫緊の課題であるといったお話がありました。
そして、歯科感染対策の具体策について。
歯科感染制御は標準予防策の徹底から、ということで、汚染器材の再生処理フローの中の「洗浄」と「滅菌」に焦点を当てたお話となりました。
《汚染器材の再生処理フロー》
①回収 ⇒ ②洗浄 ⇒ ③滅菌 ⇒ ④保管
洗浄のお話では、なぜ洗浄が必要なのか、洗浄の種類(用手洗浄、器械洗浄)やそれぞれの特徴などについての説明がありました。
とくに面白く、かつ大切だと感じたのは、洗浄剤は決して「何を使っても同じではない」というお話でした。
滅菌のお話では、滅菌の分類(高温滅菌、低温滅菌)や、各滅菌器の比較、プラズマ滅菌がもたらすメリットについての説明がありました。
「プラズマ滅菌」は、歯科衛生士国家試験に、なんと3年連続で出題されているそうです。
ご聴講いただきました皆さま、ブースにお立ち寄りいただきました皆さま、誠にありがとうございました。
弊社では、随時、感染対策セミナーを開催しておりますので、ご興味のある方は、ぜひご参加ください!
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