2017/03/22

春の睡眠健康週間(3月11日~3月25日)

こんにちは、歯科衛生士パスポート+Web編集部のマツオカです。

皆さんは、「春の睡眠健康週間(3月11日~3月25日)」をご存知ですか?
私は、今朝のニュース番組で初めて知りました。

「睡眠健康週間」は春と秋に1回ずつあり、 それぞれ「春の睡眠の日(3月18日)」と「秋の睡眠の日(9月3日)」を挟む前後1週間ということです。 
※「春の睡眠の日」は、欧米でも「World Sleep Day」だそうです。
⇒ 詳しくはこちら(公益財団法人 精神・神経科学振興財団)




「睡眠健康週間」にちなんで、今回は、睡眠に関する記事にしたいと思います!


歯科と睡眠といえば、真っ先に思い浮かぶのは「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」でしょうか。
⇒ その他の睡眠障害はこちら(公益財団法人 精神・神経科学振興財団

改めて、どんな症候群なのか調べてみました。


睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?
一晩7時間の睡眠中に呼吸気流が10秒間以上停止する状態(無呼吸)が30回以上認められ、この無呼吸が、ノンレム睡眠時にも出現する症候群。/『医学書院 医学大辞典 第2版』より

中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSAS)と、閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)とに分類され、その大部分は後者である。〔中略〕両者ともに、睡眠の分断と動脈血酸素飽和度の低下を認め、それによる中途覚醒や日中の眠気を生じる。特にOSASは、高血圧、不整脈、虚血性心疾患、心臓突然死などの心循環系の合併症を生じやすい。/『常用歯科辞典 第4版』より


寝ている間に呼吸が止まってしまう症候群という認識はありましたが、高血圧や不整脈といった全身疾患の原因になるかもしれないということは初めて知りました。

日本歯科医師会が運営されているWebサイト「歯とお口のことなら何でもわかる テーマパーク8020」では、睡眠時無呼吸症候群の概要や全身疾患との関係の他に、歯科でできる治療として、「口腔内装置(OA)」「顎顔面外科療法」が紹介されています。
⇒ 詳しくはこちら(公益社団法人 日本歯科医師会)

また、特定非営利活動法人 日本睡眠歯科学会では、睡眠呼吸障害治療のための口腔内装置や上気道を開放する手術の研究や臨床を推進されているそうです。
歯科衛生士さんは入会金が無料(年会費はかかります)のようですので、興味のある方はぜひ、下記のWebサイトをご覧になってみてください!
⇒ 詳しくはこちら(特定非営利活動法人 日本睡眠歯科学会)

最後に、「睡眠時無呼吸症候群」については、他にも医科の先生が監修され、分かりやすく解説されているサイトがありました。そこでは、生活習慣病における睡眠時無呼吸症候群の合併の割合がデータで示されています。残念ながらリンクフリーではなかったので、ブログでご紹介できませんでしたが、気になる方はぜひ「睡眠時無呼吸症候群」をGoogleなどで検索してみてください!