2021/11/26

問診票の性別欄のあり方は・・・?【2】


こんにちは、歯科衛生士パスポート+Web編集部のマツオカです。


前回のブログの続き💡です。

性的少数者に配慮した、問診票の性別欄について調べてみました。



問診票に限らず、性別欄については、次のような対応を行っている例があるようです。


「答えたくない」「その他」などの項目を追加する
 最近、私が体験したアンケートには、「男」「女」「記入する」「その他」の4つの選択肢がありました。

そもそも性別欄自体を設けない

朝日新聞デジタル:北海道立病院、問診票の性別欄撤廃へ 性的少数者配慮


「その他」という選択肢については、「配慮のつもりが、逆に差別を生むのでは」という意見もあり、当事者の意見の中には「可能な限り自由記述」にしてほしいというものもありました。

京都新聞:性別欄「その他」は差別? 自治体の住民申請書類、表記法に苦慮



今回の調査のきっかけは、問診票上の表現でしたが、調べていく中で感じたのは、性的少数者の医療機関受診にあたって、問診票は「配慮の入口」なのではないかということでした。

問診票を受け取った後の配慮も、とても大切。

そして、まずは性的少数者について正しく理解することこそが、配慮のはじめの一歩になるのではないかと感じました。


医学界新聞(医学書院):医療者が知っておくべきLGBTQsの知識(吉田絵理子)

看護roo:LGBTの患者さんは何に困っているのか|LGBTと看護のキホン(1)